HIVの感染経路、症状や検査の方法とは?

HIVは同性愛者の性病というイメージを持っている人も多くいますが、実はそうではありません。
確かに感染経路の7割程度は同性間の性的接触ですが、異性間の性的接触も20%、母子感染や注射針の使いまわしによる感染も無視できません。
また、HIVは感染してからエイズ発症となるまでに相当な期間が必要なため、原因が不明のケースもあります。
感染経路はその他にも、感染者の血液や精液が怪我をしている箇所や目の粘膜などに付着することによるケースもあり、不用意に他者の血液などに素手で触るのも危険な行為です。
性的接触が原因の場合は他の性病を持っているとHIVの感染確率が高まりますので、注意が必要です。
HIVに感染すると初期症状ではインフルエンザや風邪に似た高熱や関節の痛み、リンパの腫れなどが現れ、その後こうした症状は回復をします。
しかし体内では確実にHIVが増殖をしていき、免疫力は低下していきます。
しかし人によって症状が出ない人もいるため、気になることがあったら抗体検査を受けると良いでしょう。
ウイルスの検出には体内である程度抗体やHIVの遺伝子が増殖する必要があり、2週間程度検出ができないウィンドウ期が存在します。
気になることがあったらすぐ検査をするのではなく、半月ほど経ってから検査を受けるのが確実です。
HIV感染の有無を調べる方法には、抗体検査、抗原抗体同時検査、抗原検査、核酸増幅検査(NAT)があります。
一般的には抗体検査が行われていますが、感染後5日程度から検出が可能なNAT検査を行っているところもあるので、ウィンドウ期には注意しておきましょう。
どのような検査方法をしているかは医療機関や保健所によって異なり、検査結果が出るまでの時間にも違いがあります。
保健所では費用もかからず匿名で行うことができますが、定員が設けられているところも多いので予約をしなければならないところもあります。
保健所の検査では住んでいる地域以外のところでも検査をすることができ、即日で結果を知りたい場合は医療機関を選んで検査をすると良いでしょう。
また、こうした医療機関以外にもキットを利用してチェックすることもできます。

HIVの検査キットは通販で買うことも可能

HIVの検査キットは通販で購入することができるため、誰にも知られることなくチェックをすることができます。
キットの中には採血するための針が仕込まれた道具が入っており、自身で検体を採取します。
検体は返信用の封筒に入れて検査機関に送り、検査結果はEメールや郵送で受け取ります。
キットでの検査では購入しなくてはならないため、費用がかかってしまうのがデメリットです。
通販での商品も様々なものがあり、HIV以外の性病がチェックできるものもあります。
値段は数千円から1万円を超えるものまでありますが、検査項目が増えれば増えるほど値段は高くなります。
検査結果で感染が確認された場合でも、現在の制度ではサポート体制が整っているので心配する必要はありません。
HIVは完治させることができない病ですが、医療の発展によって投薬を続けていけば健康に寿命を全うすることも可能な、慢性疾患のような病気になってきました。
保健所や医療機関で相談をすることもできますし、障がい者手帳の発行によって経済的な負担を軽減することも可能です。
特に感染を知った直後は精神的にも大きな負担となることがありますので、信頼できる医師や看護師に相談をし、これからのことについて決めていくことが大切です。
しかし中には感染に気付かず、エイズ発症となって初めて感染を知るケースもあります。
そのような場合は命に関わる危険性が出てきますが、エイズを発症したとしても必ず死んでしまうわけではありません。
投薬によって免疫を回復させ、日和見感染を完治させることもできます。
後遺症が残る可能性があるため、そのような重篤な状態になる前になるべく早く発見できるよう、HIVに関する知識を身に付けていくことも大切です。